こんにちは(*'ω'*)りん子です。
先日、近所の亀戸天神社へ厄除祈願に行ってきました。厄年なんです💦(;^ω^) 年齢ばれる・・・??(笑)
亀戸天神社は、学問の神様として有名な菅原道真公を祀っており、「関東三大天神」のうちの一つです。(他は、「湯島天神」「谷保天神」)
参拝する前に、神社のHPは確認したものの、ご祈祷の流れなどの記載がなく、どのようなことを行うかも調べず行ってしまい、後悔しました。
え・・・まさか・・・いい年して、マナーや作法で恥ずかしい思いしたの。
そ、そうなんだよね。勉強してから行くべきだったよ・・・
ですので、神社やお寺で厄祓いなどのご祈祷をする際のマナーを書いていきたいと思います。
今回は、実体験は、亀戸天神社の場合となりますが、参考になると思いますのでご覧いただけたら嬉しいです( *´艸`)
厄年とは?
厄年とは「厄災」(やくさい)に遭いやすいとされる年のことを言います。自分だけでなく、自分の周りの人にも厄災がふりかかるとも言われています。
えええ!自分だけじゃないの・・・周りの人もなんだ・・・
始まりは平安時代からだと推測されていますが、明確なことは分かっておらず、根拠のない説とされながらも今も根強く日本の風習として残っています。
厄災とは、病気になったり、怪我をしたり、仕事で失敗をしたり、生活に困窮するなど、あらゆる災い事を指します。
厄年は災難を受けやすい年というネガティブなイメージが一般的ですよね。
しかし、人生の大事な節目の年、役目を与えられる年(厄年=役年)という考え方もできるようです。
へ~!!そういう考え方もできるんだね💛ポジティブで良いね!!!
とは言っても、厄年に悪い意味が全くないわけではなく、厄年の年齢は社会的に大きな転機を迎える年であって、精神的・身体的に不安定になりやすく、病気やケガに注意しましょうというのは言い伝え通り。
厄年は身を慎むべき・警戒すべき年であることに変わりはありません。
そして、厄年には、「前厄」「本厄」「後厄」があります。
前厄・本厄・後厄
「本厄」は、 男性は25歳、42歳、61歳、女性は19歳、33歳、37歳になる年(1月1日から12月31日)を指します。
その「本厄」の年の、前後の年が「前厄」と「後厄」です。
その中でも「大厄」と言われる、男性42歳、女性33歳の年は特に気をつけた方が良いとされます。
上記のように、厄年の対象となる年齢は男女で異なります。
また、年齢は現在の 年齢 ではなく 「数え年(かぞえどし)」で計算します。
数え年とは? 生まれた日を「1歳」と考え、お正月(1月1日)を迎えるごとに1つ年をとる数え方です。
厄祓い・厄除け・厄落としとは?違いは?
厄祓いとか、厄除けとか言い方が様々みたいだけど、何か違いはあるの???
- 厄祓い・厄払い・・・自分の中の厄災を祓うために神社でご祈祷してもらうこと
- 厄除け・・・厄災が寄り付かないようにお寺でご祈祷してもらうこと
- 厄落とし・・・大事なもの(賽銭やお餅など)をわざと落としたり、ご馳走をふるまって他人に得をさせて自分に損をさせるなど、自ら災厄を作りだし、今後の厄を減らし(落とし)すこと
「厄災・災難を避けようとする」という意味ではどれも一緒ですね。
お寺で受けるのは、「厄除け」、神社で受けるのは「厄祓い・厄払い」という言うのが一般的なようです。
厄除け・厄祓いを受ける時期
その年の1月1日から厄年となり、元旦から厄除け・厄払いをしてもらうことができます。
住んでいる地域や神社仏閣によって風習や慣習が異なりますが、
・年の節目である元旦に行う
・松の内の期間(正月の門松などの正月飾りを飾る期間のこと、関東周辺では1月1日~7日)に行う
・年の節目を旧正月と考え、節分に行う
・年始から節分までに行う
などが一般的で、年始から節分までの期間までにしたほうが良いと言われています。
ただし、これらの期間が過ぎてしまっても大丈夫です。自身の行けるタイミングで行っても問題はありません。
お寺や神社でも1年中受け付けてくれる所は多く、厄年の残りの期間を無事に乗り切るためにお祓いをしてもらうことに遅すぎるということはありません。
都合の良い日でさらに大安の日を選ぶとより良いでしょう。
そもそも厄除け・厄払いに行かないといけないのか?
別に厄除けのお願いをしにいかなくてもいいんだよね??個人の自由だよね?
自分が厄年であっても、気にしない人もいますよね。
義務ではないですし、災厄が自分の身に起っても何とかなる!という強い人には厄除け・厄払いをする必要はないと思います。
逆に、自分や身近な人の身に何か悪いことが起こった場合に「ああ、やっぱり厄除けをしておけば良かった」と後悔する可能性が高い人(マイナス思考の人)は、行っておいた方が良いでしょう。
私もどちらかというと、気にしないようにできるタイプです。
ですが、念のためというのと、わが身を振り返る人生の節目として「厄除け」というイベントを体験してみよう!という感覚で行ってきました(笑)
行くこと学べることもあります。(厄除けを体験する→ブログの記事にする→知らなかったことなど自分の知識にすることができる)
厄払いを受けるときの流れとマナー
服装
私服でOKです。ただし、過度な露出や激しい柄の洋服、あまりにカジュアルな服装は避けたほうが無難です。
靴を脱ぐことが考えられますので、生足は避けましょう。足元は靴下やストッキングなどを履きましょう。
私の伺った、亀戸天神社はほとんどの方が私服でした。
ご自身の行く、神社仏閣のHPなどで確認しましょう。特に記載のない場合は、私服でOKです。
祈祷料(初穂料・費用)は?
厄除け、厄払いにかかる費用ですが、5000~10000円前後の所が多く、HPなどで公表しているところもあるので、事前に調べてから行きましょう。神社やお寺に収めるお金のことを、神社では「初穂料(はつほりょう)」、お寺では「お布施(ふせ)」といいます。
もし、明確な金額が設定されておらず「お気持ちで」と言われた場合は、5000~10000円前後を包むのが一般的です。
亀戸天神社は5,000円でした。
私は財布からそのまま5,000円を出し、お渡ししましたが、のし袋に入れて持参し、そのままお渡しするのがベターなようです。
その際は、「紅白で蝶結びの水引ののし袋」を使用しましょう。
受付
- 受付で、ご祈祷の内容「厄除け」を伝え、申込用紙をもらい、氏名や住所、生年月日、祈願内容を記載します。
- 申込用紙が書けたら、受付に渡し、祈祷料(初穂料)を渡します。
- 受付番号札を受け取り、案内された待合室の椅子に座り、待ちます。
受付の際に、紙製のタスキ(小忌衣(おみごろも))をいただいたので、身に着けました。小忌衣とは、神前に進む際の礼装の代わりだそうです。
ご祈祷の予約の有無などは、神社仏閣によって様々ですので事前に調べてみましょう。
基本的に、ご祈祷は、申込みした本人の家族も一緒に本殿に上がることができますので、ぜひ参加してみてください。
亀戸天神社は本殿でのご祈祷を約30分おきに行っており、予約は不要です。受付順で、ご祈祷を受けられます。
私が受付が済んだのは、ちょうど前の回のご祈願が始まった時だったため、次回のご祈願まで約30分ほど待ちました。
お正月などで人が多く、混雑している場合は、かなりの時間待つことが予想されますので午前中など早い時間に行くのをお勧めします。
いざ、本殿へ。ご祈祷時間はどのくらい?
他に待っていた人(この時は70名ほどでした)が皆、ぞろぞろと本殿へ案内されます。
祈願ということでまとめられているので、厄払いの他に安産祈願や合格祈願などさまざまな祈願を皆一緒に受けます。
亀戸天神社は学問で有名なので、学生さんによる、合格祈願の方が多いようでした。
<本殿に昇殿してからの流れ(亀戸天神社の場合、20~30分ほど)>
- 自分の番号の席に着席する(椅子に座るのでご高齢の方も安心です)
- ご祈祷開始、ご挨拶(起立や礼など指示に従います)
- 祝詞奏上(のりとそうじょう)(神主さんが神様へ祝詞を読み上げます)
- 玉串拝礼(玉串(榊(さかき)の枝)を受け取り、1人ずつ神前にお供えし、ご拝礼します。二拝二拍手一拝)
- 授かり品を受け取り、終了
20~30分で終わることが多いようです。
亀戸天神社では番号順に1人ずつ玉串礼拝を行い、終わった人から、授かり品を受け取り、終了となります。
私は1番だったため、玉串拝礼はすぐ終わりました。荷物を一時的に置くところがないので、玉串拝礼の時も荷物を持って、神前へ行かなければなりませんでした。最低限の荷物で行くことをお勧めします。
玉串拝礼(玉串奉奠)とは
- 神主さんから玉串を受け取る(右手で玉串の根本の方を上から、左手で葉先の方を下から支え、やや葉先が高くなるよう胸の高さで、少し肘を張って持つ)
- 神前へ一礼
- 玉串の先を時計回りに90度回し、根元が自分の方にくるようにし、両手で根元を持つ
- 祈念をこめる
- 右手を放して、玉串をさらに時計回りに回し、玉串の中程を右手で下から支え、根元側を神前へ向ける
- そのままの状態(根元が神前側)で、祈念のこもった玉串を玉串台の上に置く
- 少し下がって、二礼二拍手一礼し、戻る
文字で見てもわかりにくいと思いますので、イラストや写真を参考にしながら覚えましょう。
参考元:(神社本庁 HP)https://www.jinjahoncho.or.jp/omairi/osahou/sanpai
ご祈祷後の授かり品
ご祈祷後にいただいた、授かり品です。
右から、お札、お酒(日本酒)、チョコレート、神社・亀戸の観光地図でした。
授かり品の祀り方、神棚がない場合は?
授かったお札や御礼は神棚に祀るのが良いでしょう。
神棚がない場合は、以下の点に気を付けて場所を選びましょう。
NGなところ
- キッチンなどの水回り、お手洗い近く・・・不浄とされているため
- 人の出入りが多い入り口付近
- 日が当たらない暗い部屋
日の当たるような明るい部屋の「東向き」または「南向き」の頭より高いところに祀るのが良いです。
人が集まり、業務や生活の中心となる所が望ましいとされています。
壁に貼り付けたい場合は、穴をあけたり、画鋲は使用せず、跡の残らない両面テープなどを用いましょう。
厄除け・厄払い後の過ごし方・まとめ
厄年には、「大きな決断や新しいことを始めるには向いていない」や「家を購入すべきではない」、「海外旅行に行くべきではない」などとよく聞きますよね。
大きな災難や不幸を避けるために、普段より慎んで過ごすのが良いとされています。
厄年の過ごし方で良いとされることは、「整理整頓」や、「掃除」だそうです。
少しでも良い運気が入ってくるよう、整理整頓や掃除を心がけ、身の回り・心をスッキリさせましょう。
「厄年だから」と気にしすぎて何もしないのではなく、自分にとって、「やりたいこと」「やらなければならないこと」はしっかり考え、慎重に行うと良いと思います。
まとめ
- 厄年は、大きな災難や不幸を避けるために、普段より慎んで過ごすのが良いとされている。とは言っても、過度に心配しすぎず、普段より物事に対して慎重になれば良いのではないでしょうか。
- つい暗い気持ちになってしまいがちな厄年。迷信に惑わされず、自分の人生を見つめ直す節目の年と考えることが大切です。
厄年は自分の人生を良いものに変えるためのチャンス。そう考えてみるだけでも、いい1年になりそうですね★
以上、りん子でした。